兵庫県姫路市のデートスポット、歴史好きにはたまらない姫路城のレポート

歴オタ喜ぶ!姫路城!
本気の朝からデート!
投稿者:えんじぇる(女性/47歳/兵庫県姫路市)

歴史の好きな彼または彼女と一緒に絆を深め散歩する姫路城とその周辺

ファンならば、一度は行ってみたい国宝世界遺産姫路城です。
歴史ファンの彼、彼女を「姫路城、行こうか?」と誘ってみると、
けっこう喜ばれると思います。
ただ、ちょっと今から行ってみるかと、思い立ってすぐ行くところではありません。
朝早くから気合を入れて、山登りとかハイキングへ行くような服装と靴の装備
朝から一日かけたデートスポットです。
姫路城拝観だけでも、待ち時間を入れて2~3時間はかかります。
着脱可能で歩きやすい靴をはいて、汚れてもいい靴下でお越しください。
近辺にお食事処もありますが、お弁当を持って行くのも楽しいです。
公園でふたりきりでランチ、そういうスポットもお教えします。
ただ、いまどき、お弁当作って来てねというとドン引きされるおそれがあるので
誘った方が、さりげなく飲み物とお弁当を2人分持って来ることをおすすめします。
姫路城の歴史とか知っていると、より楽しめるので、ご案内と共にお教えいたします。

美しい姫路城を撮影したい、姫路城と彼、彼女とツーショット

JR姫路駅から北へ徒歩で約15分、信号を渡るとお堀があり、姫路城大手門があります。
美しい姫路城は、撮影スポットです。
どの角度から見ても美しい、素人写真でも充分きれいに撮れます。
時間があれば、姫路城周辺を一周して写真を撮ってみてくださいと言いたいくらいです。
なので、美しい姫路城を撮影したい、姫路城と彼、彼女とツーショットを!
というカップルは、大手門の方へは行かずに、まず、右隣りの護国神社をさらに進み、
角にある城見台公園というところに行ってください。
ここは春になると、桜が咲き誇る素敵なところです。
石の台の上に立って、大きなしゃちほことお城と一緒に写真に納まることも出来ます。
そして、ずずっと奥の方に見えるお堀に向かいましょう。
護国神社と姫路動物園のキリン舎の間のお堀の土手が、
知る人ぞ知る桜が満開時の姫路城の絶好撮影スポットです(写真A)。
姫路城とその周辺の写真

きっと何かでこの角度の姫路城の写真をご覧になったことがあるはずです。
最近は、外国人観光客の方も、お城に入る前に右へ曲がってこちらへ向かう方が多いです。
次に、元へ戻ってお城の大手門を入ります。
日曜ならば、ボランティアの番兵が鎧を着て立っておられます。
記念撮影も出来ます。
やたらと人懐っこい野良猫も多く、猫好きには嬉しい歓迎です。
大手門を入ると、すぐ広場があります。
三の丸広場と言い、昔は主要な建物があったところです。
右手に見える姫路動物園もお城の建物があったのですが、跡形もなく
いまは狭くて古いさびれた動物園になっています。
大手門からお城の入り口に向かう道の左に土手がありますが、
その向こうも千姫の住まいである、武蔵野御殿の跡です。
現在は千姫牡丹園となり、野良猫の楽園となっています。
そう、姫路城に残っている建物は、天守閣と小天守と蔵と化粧櫓程度で
殿様の居住区や家来たちが勤務した建物は全く残っていません。
生活臭がないのです。
その辺がちょっと残念ですが、やはり他のお城と比べても規模が大きく広いです。
それにしても、こんな田舎に何で大きな美しいお城が出来たのだろう?
誰が建てたのだろう?何の必要があって?と思うでしょう。
実はこのあたりは播磨の国といい、姫路が中心地だったのですよ、
神戸が開港するまではね。
織田信長の武将で豊臣秀吉から徳川家康にも仕えた池田輝政
ほぼ今の状態の姫路城を完成させたのですが、
その頃の池田氏は岡山も含めて100万石以上の石高を誇っていたのです。
江戸幕府にとっては、薩摩の島津と長州の毛利を封じ込めるという点で
姫路城を大きくするということが、重要な防衛策の一つだったのです。
明治維新のときも、結局は役に立たなかったですが・・・。
江戸時代、姫路藩は約15万石で、松平、榊原、酒井など、
主な譜代大名が城主でした。度々の城主交代は、
代替わりで跡取りが幼少だと、すぐ転封されたからです。
重要な拠点を任せられなかったからでしょう。
ともあれ、時々発掘調査とかしているし、古地図なども探しているようなので
いつかお城のほかの御殿が復元される日が来るのでしょうか。

拝観料を払って姫路城を見学

それでは、拝観料を払って姫路城を見学しましょう。
城内にも、撮影スポットが色々あります。
まず、西の丸を見学します。
化粧櫓しか残っていませんが、豊臣秀頼に7歳で嫁いでいた
徳川家康の孫で秀忠の長女千姫が、大坂夏の陣で豊臣氏が滅びた後、
助け出されて江戸への帰途、桑名に立ち寄って一目惚れした
という桑名城主本多忠政の長男忠刻と再婚して、10年過ごしたところです。
そういうことになっていますが、本多忠政室熊姫は岡崎信康娘で家康の孫なので、
ぜひお千を息子の嫁にと祖父家康に懇願したという話もあります。
かなりの美男子であったと言われる忠刻ですが、
忠刻の母熊姫の母が織田信長の娘徳姫なので、
なんと本多忠刻は、家康と信長の曽孫でもあるのです。
(本多という名前に騙されてか、女系を軽んじてか、もの知らずなのか
姫路城内の説明、系図には載っていませんが、かなり濃い親戚ですよね)
信長の妹お市の方と浅井長政の孫にあたる千姫も、美人であったといいます。
家康の血が濃ければ期待できないけど、織田家は美形なので、
美男美女のカップルだったろうねという想像や会話も楽しいかと思います。
とにかく、本多忠刻が千姫と結婚したおかげで、本多家は桑名から姫路に栄転したのです。
そのうえに千姫の化粧料(持参金)10万石で出来たのが、姫路城西の丸です。
化粧櫓から西の方を見ると、山の中腹に神社が見えます。
千姫が建立させて、化粧櫓から毎日拝んだという千姫天満宮です。
姫路城の天守閣を登って降りて、お菊井戸を見たあとに行ってみましょう。
城内にも、テレビの時代劇や映画で見たような箇所がありますよ。
また城内には、ボランティアで解説をしてくださるシニアの方々がいらっしゃいますから
いろいろ質問してみるのも面白いかと思います。
西の丸化粧櫓や天守閣に登るときの注意として、狭くて急な階段の上り下りがこわいです。
男性は必ず女性に手を貸すのを忘れないようにしましょう。
女性は、男性が梁に頭をぶつけないように注意してあげましょう。
こうやって、お互いを気遣うところで知らず知らずに絆が生まれるのですよ。

ふたりきりでお弁当を広げるのに最適の場所へ

恋愛成就パワースポット
千姫天満宮へ!
さて、姫路城を見終わって、まだ歩ける、お弁当を食べる場所に行きたい
という元気なカップルには、大手門を出て右、西を目指していただきたいです。
好古園という庭を見る施設があるので、横目で見てさらにまっすぐ石垣を目指します。
小川の橋の手前にある、「千姫の小径」という看板のある石段を下りて
土手を歩きましょう(写真B)。
名前は、千姫の小径ですが、平成になって作られた散歩道です。
ここは、観光客もあまり来ない、静かな絶好のデートスポットです。
左手に船場川、右手にお堀と石垣があり、亀や白鷺、アオサギもいるし、
今の時期はうぐいすも鳴いています。
青大将に遭遇することもあるので注意ですが、
本当に自然のなかの散策で気持ちがいいです。
春は桜並木、秋は紅葉が美しいです。
姫路城の感想とか歴史を話し合いながら歩くと楽しいです。

そうですね、千姫は大坂夏の陣の後、殺されるところだった秀頼の娘(側室の子)の命を助けた
という話があります。7歳の女の子はその後尼になり鎌倉の東慶寺に入りました。
忠刻没後、娘を連れて江戸城へ帰った千姫は、弟の三代将軍家光や春日局とも友好関係にあり、
幕府も丁重に扱ったということから、慎み深くかつ筋を通すしっかりした女性であったような気がします。
千姫の一人娘は、千姫父である秀忠将軍の養女として、岡山藩主の池田光政と結婚し、
晩年は穏やかに過ごしたようです。
波乱に富んだ半生をしっかり生き抜いて、最後は誰からも尊敬されて穏やかな老後って
歴史ファンならわかるけど、なかなかそういう立派な女性はいないんですよね。
千姫、そろそろ大河ドラマの主役が回って来そうな予感がします・・・。

千姫の小径、終点には、千姫と忠刻の連歌の碑があります。
左にある橋を渡って、細い道をまっすぐ行きましょう。
ちょっと趣がある石畳で、美味で有名なお豆腐屋さんもあります。
もう少し行くと、右側に急な石段があります。
それを登ると、とても景色の良い場所に出ます。
男山配水公園です。
カップルが一緒に登ると、絆が深まるかもしれません。
ちょっと怖いというカップルは、隣の神社のゆるい石段を昇りましょう。

この神社こそ、姫路城西の丸の化粧櫓から見えた、千姫天満宮です(写真C)。
千姫の約10年の結婚生活は、忠刻と幼い息子の早世で幕を閉じました。
が、美男美女の相思相愛で、幸せな10年だったのではないかと、
思うあまりか、恋愛成就のパワースポットとして
有名になっています。
カップルはぜひお参りして、ご利益をお願いしていきましょう。
さらに上を目指すと、男山八幡宮もあります。

そしてさらに上には、男山配水公園という格好の公園があります。
先ほどの急な石段を昇るとこの公園に直通できます。
素晴らしい展望で、風が心地よいところです。
姫路市の南側、瀬戸内海までが一望に見渡せます。
ここからの姫路城も抜群に美しいです。
それになによりも、あまり人が来ないところが両翼にあります。
ベンチも芝生もあるので、ふたりきりでお弁当を広げるのに最適の場所です(写真D)。
静かで空気はおいしいし、森林浴気分も味わえます。
きっと何を食べても飲んでもおいしく感じられるでしょう。
心ゆくまで楽しんでください。

姫路市内を散策!おすすめ会話術!!

もう少し姫路市内をよく知りたいと思われたら、ちょっとお金がかかるけど
2人乗りの人力車に乗って散策というコースもあります。
車夫のお兄さんが、色々解説してくださいますよ。

もし、カップルのどちらかが歴史が好きで、もう一人はそうでもない場合は
黙って相槌を打ちながら、じっくり話を聞くことをおすすめします。
間違っても、相手より自分が知っていると知ったかぶりをしてはいけません。
付け焼き刃なんて絶対に尊敬されないし、返り討ちにあってしまいますよ。
そうなんだ、へえ~、そうだったんだ~と、心から感心してあげましょう。
ある程度興味を持っている方も、
「姫路城って、誰が作ったのかな~?」という漠然とした質問よりも、
「秀吉が城主だったこともあるんだったっけ?」という質問をしてみましょう。
会話が盛り上がること請け合いです。
そして、昔の人を決してばかにしてはいけません。
「昔はコンピューターもないのに、こんな建物を作れるなんてすごいねえ」
と、尊敬の念を持って語りましょう。
石垣の積み方ひとつでも、由来と歴史がありますからね。
歴史ファンというのは、歴史についての知識を誇りたいのではなくて、
歴史的事実や人物を調べて、現代の価値観と違うんだとか、
現代も昔も人間って同じことを考えるんだとか
時代を超えて色々考えたり共感したいものなんですよ。
それをわかってくださると、うまくいくと思います。
このデートスポット情報を利用されたお二方カップルのお幸せを心よりお祈りいたします。
姫路城とその周辺の写真